AWSの無料利用枠とサービスについて
AWSには無料で利用できる無料枠があります。この無料枠と、提供されているサービスについて書いていきたいと思っております。
※AWSのサイトの無料枠の説明は正直わかりづらいです。
AWSとは何か?
アマゾンデータサービス社が提供しているサービスです。amazon web serviceの略です。日本ではアマゾンデータサービスジャパン株式会社というのが存在しますが日本でのマーケティングを展開している会社になります。
提供しているサービス
かなり多数のサービスを展開しています。有名なのはEC2、S3などがあります。正直わかりづらいというのがあります。
EC2とは何か
EC2は、WEBサーバーのサービスになります。EC2にはインスタンスタイプというのがあります。無料枠はt2.microというインスタンス(仮想サーバー)になります。
EC2のページを見ると、メモリが1GBでCPUが1GBとなっています。肝心のストレージ(HDD/SSD)の記載がありません。ストレージの記載にはEBSのみというわけのわからない文言があります。一体EBSとはなんでしょうか・・・
EBSは外部ストレージ
EBSは、外部ストレージの位置づけになります。EC2のマイクロインスタンスにはHDDやSSDというのがないので、EBSというのを設定しないといけません。EC2を使う時に必ずこのEBSというのが必要になります。例えば、マイクロプランではなくラージプラン、ミディアムプランにはSSDが内蔵していますが、増設するときは全てこのEBSというほうになります。
1年間無料枠
AWSの1年間無料枠というのは、一ヶ月間750時間以内で、Ec2のマイクロインスタンスなら無料と書いていますが、これには注意が必要です。例えば、EC2ではマイクロインスタンスが無料となっています。しかし、マイクロインスタンスにはHDD(SSD)が内蔵していないません。ESBを別途接続しないといけませんが、EBSの件は触れていません。
EC2の無料枠は、マイクロインスタンス+EBS(30GB)までが無料枠となります。つまり、EBSが40GBになると課金対象になります。
1ヶ月間750時間
なぜわざわざ1ヶ月750時間という時間制限があるのでしょうか?1ヶ月間だいたい730時間と言われています。つまり20時間程度余裕があります。普通に考えたら1日は24時間を超えないので730時間を超えることはない=750時間内に収まると思いますが、この750時間というのはインスタンスの数も含まれます。
例えば、t2.microを1台借りて1ヶ月間稼働した場合、730時間になります。では、t2.microを2台で1ヶ月間動かした場合はどうなるか?答えは730時間ではありません。マイクロインスタンスが二つあるので合計は1460時間になります。750時間を超えるのでこの場合は課金対象になります。750時間というのはサーバーが稼働している時間になります。
実はこれだけではない課金対象
ここまでは、EC2+EBSの説明をしました。Ec2=仮想サーバーで、EBS=外付けストレージ(HDD/SSD)とイメージしてください。1年間の無料枠を使うには
- EC2はマイクロインスタンスのみ
- EBSは30GB以内
- 1ヶ月750時間以内(750時間はサーバーの稼働時間でカウントされる)
という点に気をつける必要性がありますが、実はこれだけではないのです。AWSの課金の対象というのは、EC2などのサービス+外部ストレージ+αとなっています。
+αって何
+αは転送量です。
転送量って何?
転送量は、WEBサイトにアクセスされた時にサーバーがユーザーへアクセスされたページを送ります。この送る処理を転送といい、量というのはサイズになります。
例えば、logwのトップページのサイズは46キロバイトほどあるので、1アクセスに対し転送量は46KBとなります。この転送量が1GB/月を超えると、課金の対象になります。
無料枠を使う場合は、Amazon CloudFrontも一緒に契約しないといけません。
Amazon CloudFront
Amazon CloudFrontを使うと、毎月50GBのデータ転送までお金がかかりません。EC2単体だと1GBのみなので、同時にこのサービスを申し込まないと課金対象となります。
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