OpenlitespeedでPHPのパスを変更してcomposerをインストール
前回の記事でOpenlitespeedでPHPのバージョンをコマンドで確認する方法を書きましたが、今回はPHPのバスを変更する方法となります。
パスを変更するとどうなる?
前回の記事では、php -v などのコマンドは使えなく、/usr/local/lsws/fcgi-binに移動してコマンドを打つ必要がありました。普段ブラウザで操作するだけならあまり難しく考えなくてもいいですが、例えばフレームワークを使うとか、WordPressを使う時にcomposerを使いたいとなると、このままでは使えません。そこでPHPのバスを変更してあげることでcomposerを使えるようにします。
デフォルトのパスを変更
composerはデフォルトの設定で/usr/bin/phpの場所をチェックします。PHPが入っていれば特に問題はありませんが、OpenLiteSpeedでインストールしたPHPはこのパスにはいません。そこでPHPのバスを変更します。
export PATH="/usr/local/lsws/lsphp7/bin/:$PATH"
lsphp7は、PHP7をOpenLiteSpeedでインストールして設定した状態となります。
これで設定完了です。コマンドでphp -vなども使えるようになりました。
再起動すると使えなくなる
上記の方法は再起動したりすると使えなくなります。一時的な方法になります。恒久的に使うにはシステム全体に使うか、ユーザーのホームディレクトリにある.bash_profileを編集するか、/etc/profile.d/を修正することで使えるようになります。
システム全体で使う方法
システム全体で使う場合は/etc/profile.d/を修正します。logwではこの方法を採用しているため、この方法を記載しております
# vi /etc/profile.d/php.sh
export PATH="/usr/local/lsws/lsphp7/bin/:$PATH" # source /etc/profile.d/php.sh
これで完成です。PHPのコマンドを実行することができます。
Dockerイメージを配布しております
上記の設定を終えているOpenLiteSpeedのDockerイメージを配布しております。もしDockerを使われている方が居ればこのイメージを利用するのが早いです。
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