個人・法人問わず普段からファイルサーバーでファイルを管理しているところが殆どだと思います。SOHOの人や中小企業がどうやってファイルを管理しているかわかりませんが、僕なりにファイルサーバーについて考えてみました。

条件

電気代

電気代は電気代計算シミュレーターさんのサイトを使い、おおよその電気代を出してみたいと思います。

NAS(リンクステーション)の例

NASをファイルサーバーにしてみたいと思います。必要なのはNASの箱、HDD×2本となります。NASの例でいくつか金額を出してみたいと思います。

LS-WV2.0TL/R1J

消費電力は48Wなので、毎月の電気代は約900円になります。ファイルサーバーをNASにする場合は毎月900円の電気代がかかることになります。
※リンクステーションは消費電力によって変わってきます。

NASはOSなどは搭載していないのでOSの料金などはかかりません。また、NASによってはユーザー権限の設定ができるできないなどあります。

WindowsかLinuxなどでファイルサーバーを立てる

Windows Home Serverや、Windows Server、CentOSなどを使いファイルサーバーを立てる場合を考えてみたいと思います。

PowerEdge T110 IIの例

DELLさんのPowerEdge T110 II という中小・SOHO規模向けのPCで価格を見てみたいと思います。単純にDELLさんがお勧めとあったのでこれにしただけになります。構成は以下のようになります。

構成例はメモリやCPUの料金をここでは書いていないですが、このあたりは一番最小なのを選択しました。結果合計で185,300円します。消費電力がNASに比べると多いため、電気代としては毎月5,716円かかります。
※ここでHDDが高いのはセットアップに同時に購入しているためになります。

18万の買い物で、さらに毎月5千円近くの電気代がかかることを考えれば、NASを買うほうが全然良いかもしれません。ただWindows Serverなので個々のユーザー権限の設定、HDDの増設、仮想化技術やWebサーバーとしての使い方などファイルサーバー以外の面で使えることや機能が豊富になります。

OSを無しにすれば価格はもっと安くなります。例えばCentOSを自分でいれてSambaで共有するなどです。

クラウドサーバーを使ってやる

最近話題？のクラウドサーバーを使ってファイルサーバーを構築するケースを考えたいと思います。クラウドサーバーは｢GMOクラウド｣で、構成は最小構成でHDDだけ2TBにしてみたいと思います。

初期費用はかかりませんので0円となります。電気代も自分の自宅、オフィスに置くわけではないのでかかりません。しかしサーバーを借りるのでサーバー会社に月額費用がかかります。今回のクラウドサーバーの場合はHDD2TB一つだけで月額55,511円かかります。

OSが無しで55,511円で、OSにWindows Serverを入れた場合は月額59,501円になります。

考察

それぞれメリット、デメリットがありますので一概にこれがいいというのはいえませんが、単純にデータ管理をして自宅においておきたいとなるとNASを導入するのが一番現実的かと思います。

ただ僕みたいにNASを買うお金もないという方はクラウドサーバーを借りて(HDDは2TBもいらない・・)sambaなどで保存するのもありかもしれないです。もちろんクラウドサーバー上に置くと言うことはセキュリティー的に問題あるとおもうのでVPN構築するとか、重要なファイル（顧客情報）などは置かないなど配慮は必要だと思います。

僕はとりあえずやるとしたらクラウドサーバー契約してOpenVPNにしてローカルIPのみsamba許可するというやり方でファイルサーバーを立てたいと思います。お金貯めてNAS→Windows Serverにするというのがいいかもしれないです。